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リバース・スピーチ実例集

英語による実例
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 湾岸戦争暗号漏洩事件
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 未来を予言するようなRS
 秘密結社スカル&ボーンズ
 UFO墜落事件の真相!?
 宇宙人は捕獲されていた!?
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 STAP細胞小保方氏会見@
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日本語リバース・スピーチ部
ケイネット・ジャパン
(水守 啓 事務所)
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読者限定 リバース・スピーチの実例
○湾岸戦争暗号漏洩事件
 1990年8月2日、イラクがクウェートに侵攻すると、 サウジアラビアと湾岸アラブ諸国を防衛するため、アメリカは有志国家を募り、 5日後には「砂漠の盾作戦(Operation Desert Shield)」と銘打った軍事作戦を開始した。 オーツ氏は、その作戦の最初の二週間において、ジョージ・ブッシュ大統領、 ジェイムズ・ベイカー国務長官、ディック・チェイニー国防長官らの発言を録音し、 逆再生分析を試みた。 そして、その分析で現れたリバース・スピーチをさっそく自ら発行する機関誌 『バックトーク』1990年9月号に掲載した。 当時まだ謎が解明されていなかったが、彼らをはじめとした要人の発言の中に、 リバース・スピーチにおいてはまったく聞きなれない言葉が繰り返し登場することを オーツ氏は発見し、とても不思議に感じていた。 その単語は「シモーン(Simone)」と聞こえるものであった。

 例えば、イラクの軍事力やペルシャ湾におけるアメリカ軍の作戦に関する発言において、 ブッシュ大統領は
シモーン、砂漠の中のシモーン(Simone, Simone in the sands)
(mp3)
ベイカー国務長官は【シモーンはさえない(Simone won't shine)】、 チェイニー国防長官は【シモーンが攻撃する(Simone goes in)】 などをリバース・スピーチとして発していた。
 これらは湾岸戦争の始まる数ヶ月も前のことであった。 「シモーン」という語はペルシャ湾危機の際にのみ、 突然リバース・スピーチにおいて繰り返し現れた単語であり、 同一文化圏の人々が共有してきた隠喩(メタファー)(のちに詳述)とは考えにくかった。 「シモーン」とは一体何を意味するのだろうか?

 後日明らかになったことだが、結局、「Simone(シモーン)」は、正式には「Simoon(シムーン)」 と綴るアラビアの言葉だった。アラビアや北アフリカの砂漠に吹く激しい砂まじりの熱風を 意味し、英語では「Desert Wind」又は「Desert Storm」が相当した。
 驚かされたことは、のちに湾岸戦争が始まって、公開された作戦名だった。 それは、「Desert Storm(砂漠の嵐)」だったのだ。オーツ氏は興奮した。 ようやく「シモーン/シムーン」という単語が政府要人のリバース・スピーチに現れた意味を 理解できたのだった。「シモーン/シムーン」は、「砂漠の嵐作戦」に対する隠れた リバース・スピーチのコードネームであったばかりか、湾岸で行われた作戦の様を ありありと捉えた隠喩(メタファー)でもあったのだ。 つまり、オーツ氏は、リバース・スピーチの分析によって、 正式に公表される3ヶ月も前から作戦名を知っていたことになるのだった。
 因みに、その後、ブッシュ大統領はイラクへの経済制裁に関しても言及しており、 そこでは、奇しくも
シーホーク派遣(Sent the sea hawk up)
(mp3)という リバース・スピーチも現れていた。 オーツ氏にとって、特に「シーホーク(sea hawk)」という単語が謎であり、 「シモーン」と合わせて気になっていた。 だが、これに関しても、後日、ある人物から指摘され、 それはアメリカ海軍が使用するヘリコプター「SH-60シーホーク」であったことに気付き、 そのリバース・スピーチの生成に納得できたのだった。