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リバース・スピーチとは?
 リバース・スピーチ(RS)概要
 ロック音楽は若者を呪う?
 非難されたレッドツェッペリン
 『天国への階段』の実態
 バックマスキングとの相違
 偶然は重ならない
 RSは本音の表出である!
 RSが社会に及ぼす副作用
 ヒトはRSから言語を習得!?
 RSヒーリング&自己啓発
 RSが文化形成に関与!?


リバース・スピーチの実例
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 2012年衆議院総選挙

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リバース・スピーチの実例
○2012年衆議院総選挙
 2012年11月16日、野田佳彦前総理大臣(民主党)は、 自民党が赤字国債発行法案と衆院の「1票の格差」是正法案の早期成立、 衆院定数削減を翌年の通常国会中に結論を出すことを条件に衆議院を解散した。 国民からの期待を背負って政権を獲得した民主党だったが、無駄を省く前に増税路線に傾き、 いつのまにか公約とはかけ離れた方向を目指すように変貌していた。 国民を大いに失望させただけでなく、与党内でも不満の声が相次ぎ、離党者が続出した。 そこで注目されたのが、第三極として大阪市長の橋下徹氏率いる日本維新の会、 小沢一郎氏のグループを抱え込んだ滋賀県知事嘉田由紀子氏率いる未来の党、 渡辺喜美氏率いるみんなの党などに票が流れるのかどうかであった。 だが、国民の期待は簡単に第三極に流れることはなかった。
 2012年11月17日、日本維新の会の代表を務めていた橋下徹大阪市長は、 多くの点で異なる政策を掲げていた石原慎太郎氏率いる「太陽の党」と強引に合流し、 石原氏を代表に迎え入れることを発表した。これは、周囲から野合だと批判され、注目を集めた。 その際、石原氏を代表にして、自身は代表代行になった理由をある新聞記者から質問されて、 橋下氏は「組織のことを考えれば、どう考えても、まずは、石原代表なんです」 と答えた。 その
石原代表なんです (mp3)
の個所のリバース・スピーチには
【素直に新し(く)】 (mp3) と現れていた。
 このリバース・スピーチは表音依存の傾向が見られるものの、 橋下氏が語気を強めた個所で現れており、日本維新の会が新たに生まれ変わったことを 強調していた点においても、表と裏が密接に関係した好例の一つである。

2012年12月16日、衆議院総選挙が行われた。 それまで与党であった民主党は予想通り惨敗して、結果的に大躍進した自民党が政権を奪還した。 一方、票は第三極として注目を集めていた日本維新の会、未来の党、みんなの党などに流れたものの、 議席の獲得にはあまり繋がらなかった。 開票が行われつつあった当日の夜、日本維新の会の代表を務める石原慎太郎氏は、 テレビのインタビューにおいて、これから自民党と連携していくのかどうかが一つの注目点 となるのではないかとジャーナリストの池上彰氏に質問された。 その際、石原氏は「これは政治案件によっての話でしょ。 ですから、何回も同じことを言われて、同じことを聞かれて、言ってるけども、 是々非々ですよ、それは。」と答えている。 興味深いことに、その
何回も同じ (mp3) の裏では、
【(何らかの)思惑があるね】 (mp3) という リバース・スピーチが現れていたのだ。
これには表音依存の傾向がみられるが、それまで石原氏は暴走老人と言われ、 意地悪な質問を繰り返し受けてきたことに対する不快感の現れと取れるかもしれず、 平均的な人々の言葉よりも明確に聞こえると思われる。

 一方、卒原発を旗印に立ち上げられた嘉田由紀子氏率いる日本未来の党は、 反原発を最大の争点と考えてきた庶民から大きな期待を集めたものの、 旧国民の生活が第一の小沢グループ、名古屋市長河村たかし氏と山田正彦氏率いる減税日本、 一部のみどりの党員らを迎え入れ、選挙のための互助会であるとか、事実上の小沢氏傀儡等、 当初から批判も受けてきた。 そのような不安要素を拭い去ることができなかったことが敗因と考えられるが、選挙では惨敗した。 そして、予想されていたように、実質的に党員の大半が小沢グループであったことから、 党内では小沢氏を代表に立てる動きが強まり、元社民党の阿部知子氏を後継の代表に推した 嘉田氏との間で亀裂が生じた。 そして、最終的に嘉田氏のグループが小沢グループから追い出される形で分党の決断がなされ、 嘉田氏のグループは新たに阿部知子氏を代表とした政治団体日本未来の党を立ち上げることとした。
2012年12月28日、それらを説明する共同記者会見が行われた。 その際、本来であれば、分党の会見の場では場違いではあろうが、 再合流の可能性に関して記者から質問が上がると、嘉田氏は 「これからの様々な政治の景色の中で動いていくことだろうと思います」と含みをもたせた。 その直後、小沢氏も
今の嘉田代表のお話しなさった通りであります
(mp3) と語ったが、
この裏では、 【(それから)疑問だったさっきの、そのぉ〜、批判の中】
(mp3) という比較的長いリバース・スピーチが現れていた。 これは、単発で単語が現れるようなケースとは異なり、 偶然が重なるものとしては説明できないリバース・スピーチの好例である。