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RSが文化形成に関与?
 ある時、オーツ氏がテレビの取材を受けた際、インタビューアーがリバース・スピーチの正当性を 求めて、オーツ氏の前で敢えて嘘をついたことがある。 彼は「私は32歳である(I am 32 years of age.)」と3度繰り返し言ったが、 彼の言葉を逆再生すると、【37歳、それが出た(37, it came up)】という言葉が現れていた。 実際、彼の本当の年齢は37歳であった。
 ここで、もっと興味深いことが起きた。その取材を受けた際、 もちろんオーツ氏はインタビューアーの本当の年齢は知っておらず、 逆再生分析してはじめて分かったのであるが、オーツ氏の深層意識においては、 彼の発言を聞いた時点で、リバース・スピーチにおける発言内容、 つまり、37歳であることをオーツ氏は知り得ていたことが明らかとなったのである。
 というのは、彼の発言の後、オーツ氏は彼と会話を続けたのであるが、 自分が発した言葉を逆再生してみたところ、【はて、あなたは37歳だ(Now you're 37)】 と言っていたのを発見したのである。 オーツ氏は、顕在意識においては、彼が37歳であることは知らなかったが、 自身の深層意識においては、真の情報を受け取り、把握していたと言えるのだ。
 つまり、我々は人々との会話に参加し、スピーチを耳にすることは、 すなわち、他者との交流を通じて、常にリバース・スピーチを受信していることと言える。 このことは、我々が過去に受けてきた教育や顕在意識における様々な体験だけが、 知識の源泉になっているのではなく、リバース・スピーチも隠された知識の源泉であったことを意味する。
 オーツ氏が発見したように、リバース・スピーチには、隠喩(メタファー)が時々現れる。 例えば、「つむじ風」「ルシファーとサタン」「エデンの園」「狼」「アーサー王伝説」 といった言葉は、その言葉を発している人物が個人的にそのような口癖、 宗教的知識などを持ち合わせていなくとも、隠喩として頻繁に反転メッセージに現れる。 このような現象は、オーツ氏の考察では、集合的無意識の発現とされる。
 ただ、この現象の起源を遡ってみると、隠喩とされる言葉を実際によく口にする時代が 過去にあった可能性も見えてくる。その当時の人々は、実際にそれらの言葉をよく使用していて、 リバース・スピーチにもよく登場していたのだろう。 そして、長い歴史を通じて、我々はリバース・スピーチとして発せられる 様々な隠喩を不特定多数の人々から受信すると同時に、 無自覚で自らそのような隠喩をリバース・スピーチにおいて口にして、 同じ言語圏の無数の人々にくちづてに広めていったと考えられる。 おそらくこれは、何十年、時に何百年も要して、続いてきたものと想像される。
 そのように考えると、表のモードで頻繁に口にされる言葉だけでなく、 裏のモードで頻繁に現れる言葉も、我々の関心に基づいた文化の形成、 さらには人々の性格形成、行動様式にも大きく関与してきたものと考えられる。 また、表のモードにおける言葉は、流行り廃れのサイクルが早い一方で、 裏のモードにおける隠喩は、息の長い流行語のようなもので、長い時間を経なければ、 無自覚であるがゆえになかなか変化していかないものとも推測される。 これは、まさに言葉の魔力であり、言葉による呪縛でもある。
 「歴史は繰り返す」というが、このような現象は、我々が言葉を使用し続ける限り、 付き合っていかねばならない問題なのかもしれない。すなわち、我々の思考回路は、 リバース・スピーチの存在によって、長期的に言葉に縛られていて、 それが一因となって、変化を求めようとしても、 なかなか実現できないとも考えられるのだ。
 ロック音楽で問題とされた懸念は、まんざら嘘ではなかったと言える一方、 ロック音楽に限らず、あらゆる音楽、そして、万人の発言が潜在意識のレベルで周囲に悪影響を与えていると同時に、 好影響も与えている。 だからこそ、ロック音楽だけに罪がある訳でもなく、万人が同様な責任を負っている。 個々人の発したリバース・スピーチが湖面に広がる波紋のように周囲の人々にメッセージを伝え、 そのメッセージを無自覚に受け取った人々が同様のメッセージを無自覚で新たなリバース・スピーチとして 周囲に伝えているのだ。
 つまり、我々の性格、行動様式、さらには文化は、個々人が表と裏で発した言葉によって形成されていて、 それを証明しているのがリバース・スピーチだと言えるのかもしれない。

※当サイトは、リバース・スピーチに関してごく一部の情報のみ紹介しています。 詳細は、水守 啓 著 『リバース・スピーチ 音声を逆再生すると、不都合な真実が暴かれる!!』 (学研パブリッシング)及び読者限定ページにてご確認下さい。

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